ジュビリーエース詐欺事件の全貌。仮想通貨投資の注意点。
- ジュビリーエース詐欺事件の全貌
- ジュビリーエースの運営会社
- ジュビリーエース詐欺事件被害者の声
こんにちは、副業マイスターのタカハシです。
この記事では、仮想通貨のアービトラージを行うという投資サービスであるジュビリーエースが、実は巨額の詐欺事件であったことを解説します。
ジュビリーエースの手口や報酬、被害者の声や類似の事件などを紹介し、仮想通貨投資の注意点や対策についても考えていきます。
このブログでは、悪質な副業詐欺に騙されないために皆さんが気になっているであろう副業を調査し、詐欺ではないか・怪しくないかなどを実際に登録検証した情報になります。
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ジュビリーエース詐欺事件とは?
ジュビリーエースは、仮想通貨のアービトラージで高利回りをうたって出資を募っていた投資サービスです。
アービトラージとは、取引所ごとの価格差を利用して利益を上げる手法のことです。
ジュビリーエースは、同一取引所内で3つの通貨を経由して差益を出す「三角アービトラージ」を自動売買システムで行っていたと主張していました。
月利20%もの高利益が得られると言われており、口コミで出資者を集めていました。
しかし、2020年11月から出金ができなくなり、2022年12月には運営者や勧誘者が逮捕されるという大規模な詐欺事件に発展しました。
この事件は、仮想通貨とマルチ商法を組み合わせたポンジ・スキームと呼ばれる手法で、新規の投資家から集めた資金で既存の投資家に配当を支払うことで、事業が成り立っているように見せかけていたのです。
ジュビリーエース詐欺事件の手口
ジュビリーエースの手口は、大きく分けて以下の3つのパターンがありました。
細かい手法などもっとあるかもしれませんが、主なものが下記の3つのパターンです。
SNSやマッチングアプリで勧誘されて騙されるパターン。
投資の話を持ちかけられ、確実に儲かると言われてビットコインを振り込ませる。
その後、税金や保証金などの名目でさらにお金を要求し、支払わないと刑事事件にすると脅す。
架空の証券口座に入金させられるパターン
海外にあるジュビリーグループが運営する投資ファンドに出資すれば、高額な配当が得られると言われてビットコインを振り込ませる。
その後、利益が出ていると嘘の情報を伝え、さらに追加でお金を要求する。
消費者金融でお金を借りて投資を迫られるパターン
金銭的に余裕のない人をターゲットにして、消費者金融で借金をさせて投資を迫る。
借金の返済は詐欺師が面倒を見ると言っておきながら、逃げてしまう。
これらのパターンでは、ジュビリーエースの運用実績や利益分配の証明書などはすべて偽造されたものであり、実際にはアービトラージを行っていなかったことが後に判明しました。
ジュビリーエースの報酬
ジュビリーエースに出資した資金に対して、日毎報酬と呼ばれる毎日0.08%~0.1%の利益が発生しました。
月利は2.4%~3%、年利は28.8%~36%です。
また、日毎報酬を再投資することで、複利効果が得られました。
複利を利用すると、年利は100%以上になる可能性があったのです。
さらに、ジュビリーエースのサービスに参加することで、参加報酬と呼ばれる一定の報酬が得られました。
サービスには暗号通貨アービトラージ、スポーツアービトラージ、コモディティアービトラージの3種類があり、それぞれに参加するためには最低出資額が異なります。
- 暗号通貨アービトラージ:最低出資額は1000ドルで、参加報酬は10%。
- スポーツアービトラージ:最低出資額は5000ドルで、参加報酬は15%。
- コモディティアービトラージ:最低出資額は10000ドルで、参加報酬は20%。
- 直接スポンサーボーナス:自分が紹介した人が出資すると、その10%がもらえる。
- ペアリングボーナス:自分の左右のグループの出資額が同じになると、その10%がもらえる。
- アービトラージ・インフィニティボーナス:自分の下位のメンバーが利益を得ると、その一部がもらえる。
還元率は自分のタイトルによって異なりました。
リーダーシップボーナス:自分の下位のメンバーがペアリングボーナスを得ると、その報酬の一部が自分にも還元される報酬でした。
これらの報酬は、ジュビリーエースのサービスに参加することで、自動的に得られるものでした。
しかし、これらの報酬は、実際にはジュビリーエースの運営者や勧誘者が自分たちの利益のために操作していたものであり、出資者にはほとんど還元されていませんでした。
いろいろなボーナスがあると、引っかかった人はボーナスを得るために、友人や家族などを巻き込む傾向があります。
人数が多い方がお得なら、そうするのはわからなくはありませんが、被害者の方が失ったのはお金だけではなく、交友関係なども一緒に失っていると言う事は覚えておきましょう。
AQNについて知っておこう!
AQNはAquarius(水瓶座)の略でジュビリーエースが発行する仮想通貨で、ジュビリーエースのサービスで手数料割引や新規サービスの優先利用権などの特典を得ることができました。
ジュビリーエースは、AQNを使うことで手数料が割引されたり、新規サービスの優先利用権が得られたりすると宣伝していました。
AQNはERCトークンであり、イーサスキャンでトークン保有者の状況を確認することができました。
ERCトークンとは、イーサリアムのブロックチェーン上で発行される仮想通貨の規格の一つです。
イーサスキャンとは、イーサリアムのブロックチェーンの情報を閲覧できるウェブサイトです。
AQNのトークン保有者の状況を見ると、ほとんどのAQNがジュビリーエースの運営者や勧誘者の手元にあることがわかりました。
AQNは2020年6月から7月にかけてプリローンチ、コミュニティーローンチ、パブリックローンチという段階で発行されました。
発行価格は1AQN=1ドルで固定されており、時価総額ランキング3位以内を目指していると言われていました。
プリローンチとは、ジュビリーエースの内部メンバーに限定してAQNを販売する期間。
コミュニティーローンチとは、ジュビリーエースの内部メンバーが紹介した人に限定してAQNを販売する期間。
パブリックローンチとは、一般の人にもAQNを販売する期間。
AQNの発行価格は1AQN=1ドルで固定されていましたが、これはジュビリーエースの独自のレートであり、市場の価格とは関係ありません。
AQNの時価総額ランキング3位以内を目指していると言われていましたが、これはジュビリーエースの独自のランキングであり、実際のランキングとは関係ありません。
AQNは2020年9月からジュビリーエースの出金制限に伴い、出金可能な唯一の通貨となりました。
しかし、AQNの価格は大幅に下落し、現在は1AQN=0.01ドル程度になっています。
ジュビリーエースは、2020年9月から出金制限を発表し、ビットコインやドルなどの出金を停止しました。
その代わりに、AQNでの出金を可能にしましたが、これはジュビリーエースの運営者や勧誘者がAQNを投資家に押し付けるための手段でした。
AQNの価格は、ジュビリーエースの信用が失われるにつれて急落しました。
現在、AQNはいくつかの取引所に上場していますが、その価格は1AQN=0.01ドル程度にまで下がっています。
AQNを売ることで一部の資金を回収できる可能性はありますが、全額返金には至っていません。
ジュビリーエースの運営会社の特徴
ジュビリーエースの運営会社は、香港に本社を置くと偽っていたジュビリーグループでした。
ジュビリーグループの代表者は、玉井暁という人物で、ジュビリーエースのトップリーダーです。
玉井氏は、多くの人を勧誘して高額な報酬を得ていましたが、2022年12月に逮捕されました。
ジュビリーグループは、香港や日本に関連会社を設立していましたが、これらはすべて実態がありません。
ジュビリーエース詐欺事件の容疑者とその刑罰
ジュビリーエースの関係者は、金融商品取引法違反(無登録営業)や詐欺罪などの疑いで、警視庁や各地の警察によって次々と逮捕されました。
逮捕されたのは、玉井暁をはじめとするジュビリーグループの役員や、ジュビリーエースの勧誘を行ったリーダーやメンバーなど、計20人以上にのぼります。
逮捕された人たちは、それぞれの役割や責任に応じて、略式起訴や起訴猶予、起訴などの処分を受けました。最も重い刑罰を受けたのは、玉井暁で、懲役10年の実刑判決が下されました。
ジュビリーエースは、仮想通貨のアービトラージを行うという名目で、金融商品の取引や勧誘を行っていましたが、金融庁から登録や許可を受けていません。
そのため、ジュビリーエースの運営者や勧誘者は、金融商品取引法違反(無登録営業)の疑いで逮捕されたのです。
ジュビリーエースは、仮想通貨のアービトラージで高利回りを得られるという不実の事実を告げて、出資者からビットコインを騙し取っていました。
ジュビリーエースの運営者や勧誘者は、詐欺罪の疑いで逮捕されたのです。
関わった著名人
宮城氏は、ジュビリーエースの勧誘を行った市議会議員です。
宮城氏は、ジュビリーエースのメンバーである友人から勧誘を受け、自らも出資しました。
その後、宮城氏は、自身の元教え子や知人にもジュビリーエースの話を持ちかけ、紹介料や報酬を得るようになりました。
ジュビリーエースの勧誘によって、約1000万円の利益を得たとされています。
宮城氏はジュビリーエースの関係者を紹介したことについて謝罪し、弁護士を立てる方向で調整中とのことです。
宮城氏はジュビリーエースをめぐる元教え子とのトラブルを理由に、れいわ新選組を離党していますが、宜野湾市議の任期は全うする方針です。
ジュビリーエース詐欺事件の二次被害
ジュビリーエースの運営者や勧誘者が逮捕された後、出資者に対して「隠し財産が見つかった」「返金の手続きをするために手数料が必要だ」といった嘘の連絡をして、さらにお金を騙し取ろうとする詐欺が発生しました。
典型的な二次被害と言っていいでしょう。騙された方は取り戻したいと思う傾向があり、その気持ちはわからなくはないのですが、それすらも狙われる理由となるのです
ジュビリーエースの出資者に対して「被害金を取り戻すために弁護士を紹介する」「訴訟に参加するために費用が必要だ」といった嘘の勧誘をして、高額な報酬や費用を要求する詐欺が発生しました。
トラブルに対する対応を名目に騙される事もあるようです。
ジュビリーエースの出資者に対して「ジュビリーエースの内部通貨であるアクアナイト (AQN)を買い取る」「AQNを高値で売ることができる取引所を紹介する」といった嘘の話をして、AQNを不当に売買させる詐欺が発生しました。
塩漬けされて無駄になっているAQNをどうにかすると言う名目の詐欺被害も確認されています。
甘い事を言ってくる人、親切な顔を偽って近づく人には要注意と言う事でしょう。
ジュビリーエース詐欺事件被害者について
ジュビリーエースに関するトラブルを訴えているのは、少なくとも350人で、総額は650億円に上ります。
ジュビリーエースに出資した人の中には、学生ローンでお金を借りてしまった人もいます。
被害者の声
ジュビリーエース詐欺事件では多くの被害者の方が存在します。
今後同じような詐欺事件の被害に合わない為にも、被害者の方の声をまとめてみました。
親族に誘われて2000万円を手渡した。『やらなかったらバカだ』と言われて信じてしまった。今思えばなんであんな手口に引っ掛かってしまったんだろう。本当に後悔している
シングルマザーで子どものために貯金していたお金を全部出資した。『安全で確実に増える』と言われていたのに、今では一銭も返ってこない。子どもの将来が心配で仕方ない
会社の取引先の知人に勧められて参加した。その知人もジュビリーエースに騙されていたらしい。出金できなくなってからは連絡が取れなくなった。自分だけでなく、知人にも迷惑をかけてしまった
知人から紹介されたと言う被害者の方が非常に多いと言えるのではないでしょうか。
やはり、マルチやねずみ講的な要素があるともいえるので、交友関係も失う事になりそうです。
ジュビリーエース詐欺事件類似の事件
仮想通貨とMLMを組み合わせた投資案件は、過去にも多くの詐欺事件を引き起こしてきました。
マイニングエクスプレス
仮想通貨のマイニングで高利回りをうたって出資を募ったが、実際にはマイニングを行っておらず、ポンジ・スキームの詐欺でした。
2019年に運営会社が破産し、被害者は約1000億円分の資金を失っています。
プランスゴールド
仮想通貨のアービトラージで高利回りをうたって出資を募ったが、実際にはアービトラージを行っておらず、ポンジ・スキームの詐欺でした。
2020年に運営会社が消滅し、被害者は約2000億円分の資金を失っています。
ビットクラブ
仮想通貨のマイニングプールに参加することで高利回りをうたって出資を募ったが、実際にはマイニングプールに参加しておらず、ポンジ・スキームの詐欺でした。
2019年に米国司法省によって運営者が逮捕され、被害者は約5000億円分の資金を失っています。
プラストークン
仮想通貨の取引で高利回りをうたって出資を募ったが、実際には取引を行っておらず、ポンジ・スキームの詐欺でした。
2020年に運営者が逃亡し、被害者は約3000億円分の資金を失っています。
ワールドワイド・コネクション
仮想通貨のマイニングで高利回りをうたって出資を募ったが、実際にはマイニングを行っておらず、ポンジ・スキームの詐欺でした。
2020年に運営会社が消滅し、被害者は約1000億円分の資金を失っています。
ビットコネクト
仮想通貨の取引で高利回りをうたって出資を募ったが、実際には取引を行っておらず、ポンジ・スキームの詐欺でした。
2018年に運営会社が閉鎖し、被害者は約2000億円分の資金を失っています。
ワンコイン
仮想通貨の発行で高利回りをうたって出資を募ったが、実際には仮想通貨を発行しておらず、ポンジ・スキームの詐欺でした。
2019年に運営者が逮捕され、被害者は約4000億円分の資金を失っています。
まとめ
ジュビリーエースとは、仮想通貨のアービトラージを行うという投資サービスでした。
しかし、2020年11月から出金ができなくなり、2022年12月には運営者や勧誘者が逮捕されるという大規模な詐欺事件に発展しました。
ジュビリーエースは、投資家からビットコインを預かり、独自のアルゴリズムで仮想通貨の価格差を利用して利益を出すと謳っていました。
投資家は、月に2.4%から20%の運用益を得られるとされていましたが、他の人を紹介すると、紹介報酬も得られるというマルチ商法の仕組みもあったと言えるでしょう
しかし、ジュビリーエースの運用実績や利益分配の証明書などはすべて偽造されたものであり、実際にはポンジスキームと呼ばれる手法で、新規の投資家から集めた資金で、既存の投資家に配当を支払うことで、事業が成り立っているように見せかけていたのです。
ジュビリーエースは、2020年11月に出金停止を発表し、その後、ウェブサイトやSNSを閉鎖し、運営者が逃亡しました。
被害総額は650億円にものぼると推定されています。
被害者の救済のために、集団訴訟や弁護団の活動が行われています。
ジュビリーエースの事件は、仮想通貨投資のリスクや規制の必要性を示す事例となりました。
仮想通貨投資を行う際には、適切な登録や許可を受けた業者を選ぶことや、自己責任で行うことが重要です。また、高配当や安定収入などの甘い言葉に惑わされず、自分でしっかりと情報を確認することも大切です。
仮想通貨の詐欺事件は急増しています。海外が拠点で被害届が出せないものなども多いので、利用する前に警戒しましょう。
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