仮想通貨詐欺の実態!マイニングエクスプレスが巻き起こした1000億円の大事件
呼称を統一するためにマイニングエクスプレスの詐欺事件としておりますが、実際にはまだ裁判や操作が継続中の部分もあるようです。
マイニングエクスプレスで行われていたことが詐欺として立件されない可能性もあるので、その点にはご注意ください。
- マイニングエクスプレスの1000億詐欺事件の概要
- マイニングエクスプレス被害者の声
- マイニングエクスプレスのような被害に合わない為に
こんにちは、副業マイスターのタカハシです。
この記事では、仮想通貨のマイニングで高利回りをうたって出資を募っていた投資サービス「マイニングエクスプレス」について、その手口や被害、最新情報などをまとめています。
マイニングエクスプレスは、実際にはマイニングを行っておらず、ポンジ・スキームの詐欺でした。
2019年に運営会社が破産し、被害者は約1000億円分の資金を失っています。
この記事を読むことで、マイニングエクスプレスの詐欺の手口や被害の実態を知ることができます。
また、騙される事のないように、仮想通貨に関する投資やサービスに対する注意点や対策も紹介しておきます。
仮想通貨に興味のある方や、マイニングエクスプレスに関わったことのある方は、ぜひ最後までお読みください。
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マイニングエクスプレスとは?
マイニングエクスプレスとは、ウクライナに本社を構えるアルトコイン専門のクラウドマイニング会社です。
投資家から集めた資金を元手に、仮想通貨のマイニングとレンダリングの2つの事業を行っていました。
マイニングとは、仮想通貨の取引を承認することで報酬を得ることです。
レンダリングとは、映像や画像などのデータを処理することで報酬を得ることです。
マイニングエクスプレスは、自社の仮想通貨であるEEXコインを発行しており、マイニングエクスプレスのサービスに参加することで入手できました。
EEXコインは、将来的には取引所に上場する予定だと言われていましたが、現在は上場廃止されており、価値が下落しています。
マイニングエクスプレスは、投資家に対して、マイニングやレンダリングの収益の一部を配当として支払うという契約を結んでいました。
配当は、元本が2倍になるまで継続してもらえるという条件でした。
名称 マイニングエクスプレス
運営会社 不明
被害報告 有
ライセンス 不明
所在地 住所不定
繋がるメールアドレス なし
連絡の繋がる電話番号 なし
返金の可能性 有
安全なURL 無し※危険なURLのみ存在
マイニングエクスプレスの創業者 カルロス氏について
本名をカルロス・ホセ・デ・ソウザ・フジヤマといいます。
カルロスフジヤマは、D9クラブという詐欺事件の日本支部トップを務めていた経歴があります。
EEXコインについて
EEXコインとは、マイニングエクスプレスが発行している自社の仮想通貨です。
マイニングエクスプレスのサービスに参加することで入手できます。
EEXコインは、イーサリアムエクスプレス(Ethereum Express)というブロックチェーンプロジェクトのネイティブトークンです。
イーサリアムエクスプレスは、イーサリアムの改良版として、高速で安全なトランザクションを実現することを目指しています
EEXコインは、2020年12月には、Coinsbitという取引所に上場していましたが、2021年6月には上場廃止となりました。
現在は、マイニングエクスプレス内の取引所でしか取引できませんが、その取引量も極めて少なく、実質的には価値がないと言えます。
マイニングエクスプレスの手口
マイニングエクスプレスは、金融商品取引法に基づく登録や届出を行っていませんでした。
これは、投資家の保護や消費者の利益を守るために必要な手続きです。
マイニングエクスプレスは、実際にはマイニングやレンダリングを行っておらず、ポンジ・スキームの詐欺を行っていました。
ポンジ・スキームとは、新規の投資者から集めた資金で既存の投資者に配当を支払うという仕組みで、実際には収益を生み出していない詐欺です。
マイニングエクスプレスは、投資家に対して、高利回りや保証などの甘い言葉で誘惑し、契約を結ばせていました。
しかし、実際には配当は不安定であり、解約や返金は困難でした。
マイニングエクスプレスは、投資家に対して、自社の仮想通貨であるEEXコインを押し付けることもありました。
EEXコインは、マイニングエクスプレスのサービスに参加することで入手できましたが、実際には価値がなく、換金できません。
マイニングエクスプレスは、投資家に対して、友人や知人を紹介するというインセンティブを与えていました。
これは、マルチ商法のような手法で、新規の投資者を増やすことで、所謂ポンジ・スキームを維持することを狙っていました。
マイニングエクスプレスにあった紹介報酬
マイニングエクスプレスには紹介報酬と言うものがありました。
これがある事により被害者は知人や身内などを紹介して被害が拡大し、その後は人間関係も悪化すると言う自体も発生していたのです。
そんなマイニングエクスプレスの「紹介報酬」についてご紹介します。
自分が直接紹介した人がマイニングエクスプレスに投資した場合、その投資額の6%〜10%を報酬として受け取れます。
プランのアップグレードも対象です。
自分の紹介した人がさらに紹介した人がマイニングエクスプレスに投資した場合、その投資額の2,500ドルごとに6%〜10%の報酬を受け取れます。
自分の左右の系統のうち、売上の少ない方の系統が対象です。
$500以上のプランに参加した後から有効になります。
メガマッチボーナス:自分の紹介した人がバイナリーボーナスを受け取った場合、その報酬の10%を受け取れます。
自分の紹介した人のレベルに応じて、最大10レベルまで報酬を受け取り可能です。
$500以上のプランに参加した後から有効になります。
紹介報酬は、即時に自分のウォレットに入ります。
出金申請後48時間以内に指定のウォレットに送金。
出金の際には、ビットコインに換金。
2ビットコイン以上の出金は手数料がかかりませんが、2ビットコイン以下の出金は5%の手数料がかかります。
マイニングエクスプレスはなぜ詐欺だと発覚したのか?
2021年6月にウクライナの警察や検察庁によって、マイニングエクスプレスのマイニング機器が全て没収されました。
これにより、マイニングエクスプレスの事業が嘘であることが明らかになったのです。
2022年1月に日本の国税局職員や神奈川県警の警察官などが、新型コロナ対策の持続化給付金を不正に受給し、マイニングエクスプレスに投資していたとして逮捕されました。
これにより、マイニングエクスプレスの詐欺グループの存在が明らかになったのです。
2022年6月にマイニングエクスプレスの大幹部であり、恵比寿でレストランも経営していた松江大樹容疑者が、詐欺の疑いで逮捕されました。
マイニングエクスプレスの容疑者と刑罰について
2022年1月に、マイニングエクスプレスに関連した詐欺グループが、新型コロナ対策の持続化給付金を不正に受給したとして逮捕されました。
逮捕されたのは、東京国税局の職員・塚本晃平容疑者(24)、不動産会社社員の佐藤凜果容疑者(22)ら9人で、その中には神奈川県警の警察官数人も含まれていました。
この詐欺グループのリーダー格とされているのが、マイニングエクスプレスの大幹部である松江大樹容疑者(31)です。
松江容疑者は、ドバイに逃亡していましたが、2022年6月に帰国した際に逮捕されました。
この事件は、金融商品取引法違反(無登録営業)のほか、詐欺や電子計算機使用詐欺などの容疑が適用される可能性があります。
金融商品取引法違反の罰則は、5年以下の懲役または500万円以下の罰金、またはその両方です。
詐欺や電子計算機使用詐欺の罰則は、10年以下の懲役です。
しかし、実際にどのような刑罰が下されるかは、裁判の結果によって決まります。
現在、捜査や裁判は進行中です。
マイニングエクスプレスの詐欺事件による被害額
被害者が受けた被害額は、約1000億円。
また詐欺グループが不正に受給した持続化給付金は約2億円とされています。
マイニングエクスプレスに投資した被害者は約2000人に上ると推定されています。
被害者の中には、マイニングエクスプレスに数百万円を投資した人もいるといいます。
マイニングエクスプレスの詐欺事件の被害者の声
マイニングエクスプレス詐欺事件の被害者の声が思った以上に多かったので、一部紹介いたします。
内容を見て自分は騙されないように警戒することもできますしまとめまとめまとめ、実際に体験した人の意見は重要です。
「マイニングエクスプレスについて調べていくと、怪しい、詐欺だ、など強く感じるようになりました。本当に大丈夫なのだろうかととても不安です。そして、ラインのオープンチャット、マイニングエクスプレス被害者の会に参加してきました。大体400人ほどのグループで、たくさんの人に解約しろ、やめたほうがいいと指摘されております。しかし、クーリングオフが効かなく、18%の手数料がかかるそうです。」
「ユーザーからは『入金したお金が返金されない』『利益を出すことができない』といった報告が相次いでいます。また、マイニングエクスプレスの運営会社や運営者についても情報が不明瞭であり、信頼性に欠けるという意見が多く見られます。」
「マイニングエクスプレスに投資したのは、友人の紹介でした。最初は毎月の配当が入っていたので、安心していましたが、ある日突然、サイトにアクセスできなくなりました。連絡先も消えていて、誰にも連絡が取れません。私は300万円を投資していましたが、全てパーになりました。こんなにひどい目にあうとは思いませんでした。」
友人紹介があるようなポンジスキームでは、被害者に必ずと言っていいほど「友人」や「身内」を勧誘している事が多いので、交友関係は壊れます。
資金的なマイナスだけでなく、人間関係にも間違いなく被害が出るので、注意をしておかなくてはならないでしょう。
マイニングエクスプレスの被害者団体
被害者の一部は、全員で訴訟のZENSHOというサイトで集団訴訟を起こすことを検討しているようです。
このサイトは、一人ひとりの被害者が連携し、容易に集団訴訟を起こせる社会を目指すという趣旨で運営されています。
現在、マイニングエクスプレスに関するグループには、14人の参加者と44人の応援者がいます。
マイニングエクスプレス詐欺事件の二次被害
二次被害とは、詐欺の被害者が、更なる詐欺に陥ることです。
マイニングエクスプレスの被害者は、二次被害にも警戒しなければなりません。
二次被害の手法の例としては、以下のようなものがあります。
被害者に接触してきて、マイニングエクスプレスの資産を回収するという口実で、手数料や保証金などを請求する詐欺、別の投資サービスに誘引する詐欺、暗号通貨の送金を要求する詐欺、個人情報や口座情報を聞き出す詐欺があります。
これらの詐欺には、マイニングエクスプレスの関係者や弁護士、警察官、裁判所の職員などに成り済まして、信用させようとする手法が多く見られます。
また、インターネット上には、マイニングエクスプレスの被害者を援助するというサイトやブログ、SNSアカウントなどがありますが、その中には詐欺目的のものも存在します。
二次被害に遭わないためには、以下のような対処が必要です。
- マイニングエクスプレスの資産を回収するという話には慎重になる。
- 特に、先にお金や暗号通貨を支払うように言われたら、拒否する。
- 連絡先や口座情報などの個人情報を容易に教えない。
- 特に、電話やメールでのやりとりには注意する。
- 別の投資サービスに誘引されたら、そのサービスの信頼性やリスクを十分に調査する。
- 特に、高利回りや保証などの甘い言葉には惑わされない。
- インターネット上の情報には批判的になる。
- 特に、個人のサイトやブログ、SNSアカウントなどの情報源には注意する。
- 詐欺被害に遭った場合は、速やかに警察や消費生活センターなどの公的機関に相談する。
- また、詐欺被害情報管理機構などの団体にも相談することができる。
他にもまだまだ対処方法はあるかと思いますが、細かく考えすぎると、何もできなくなってしまうので、上記のような勧誘などをされた際に注意をするくらいでいいでしょう。
マイニングエクスプレス詐欺事件から学ぶべき教訓
仮想通貨や暗号資産に関する知識をしっかりと身につけること。
マイニングエクスプレスは、仮想通貨のマイニングという技術的な用語を使って、実際には投資系MLMを展開していました。
仮想通貨の仕組みや市場の動向を理解していれば、そのような詐欺に引っかからない可能性が高まります。
信頼できる情報源を探すこと。
マイニングエクスプレスは、日本に法人を持たず、創業者の実態も不明でした。
そのため、公式な情報や客観的な評価が得られない状況でした。
信頼できる情報源とは、公的機関や専門家、メディアなどであり、紹介者や会員の言葉だけに頼らないことが大切です。
リスクとリターンのバランスを考えること。
マイニングエクスプレスは、高額な出資を求めて、高い利回りを約束していました。
しかし、それは非現実的であり、実際にはポンジスキームと呼ばれる詐欺の手法でした。
リスクが高い投資は、リターンも高いというのは一般的な常識ですが、リターンが高すぎるというのは、リスクが高すぎるということでもあります。
リスクとリターンのバランスを考えて、自分の許容範囲内で投資することが重要です。
昨今の仮想通貨関連でも詐欺の噂は非常に多いです。現在噂の中でも一番多いのは「DAISY(デイジー)クラウドファンディング」です。マルチの噂やポンジスキームも噂があるので、仮想通貨投資を考えている方は注意をしてください。
当サイトでは別記事でDAISY(デイジー)クラウドファンディングについて詳しく調査を行っているので、興味のある方は是非一緒にご覧になられてみてください。
次は騙されない事というのも非常に大事ですし、過去の詐欺事例から未来の自分が騙されないようにすることも非常に大事ななので、知識として頭の片隅に入れておいてください。
まとめ
この記事では、マイニングエクスプレスという仮想通貨のマイニングで高利回りをうたって出資を募っていた投資サービスについて、その手口や被害、容疑者にをまとめて紹介しました。
マイニングエクスプレスは、実際にはマイニングを行っておらず、ポンジ・スキームの詐欺であると言われています。
2019年に運営会社が破産し、被害者は約1000億円分の資金を失っています。
マイニングエクスプレスの創業者や幹部は、持続化給付金の不正受給や詐欺などの容疑で逮捕されています。
マイニングエクスプレスに投資した被害者は、二次被害にも注意しなければなりません。
仮想通貨に関する投資やサービスに対しては、知識や情報、リスクとリターンのバランスを考えることが必要です。
被害額がとんでも無い金額になっています。それだけ期待されて裏切ったというのは罪は大きいですね。
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