MINEは詐欺コインだったのか?仮想通貨MINE事件の真相を紐解く。
呼び名として「MINE詐欺事件」としておりますが、現状は刑事事件として立件されておらず、詐欺事件とはなっておりません。
MINEのこれまでの動向を見て詐欺なのか、どうかを判断されてください。
- MINEとは?どのような仮想通貨だったのかの概要
- MINE事件について解説
- MINEが詐欺だと噂されているのには理由がある
こんにちは、副業マイスターのタカハシです
今回は、有名ユーチューバーラファエルも情報を拡散していたMINEという仮想通貨について記事にしました。
このMINEという仮想通貨は、詐欺ではないかという疑惑のアルトコインとなっています。
徹底解説しますので是非最後まで読んでみてください。
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MINEとは
MINEという仮想通貨は、法定通貨(ドルや円など)をまったく利用しない「仮想通貨決済」のみの経済圏構築を目指したERC20トークンです。
MINEは、マイニングファーム、MINEウォレット、MINEデビットカード、MoT(マイニングオブシングス)という4つの特徴を持っています。
しかし、MINEは詐欺的なプロジェクトであるとの批判が多く、具体的な進捗がほとんどありません。
公式サイトも閉鎖されてしまいました。
MINEは主要な仮想通貨取引所で取り扱われておらず、現在の価格や時価総額はわかりません。
MINEの4つの特徴
先ほど挙げたMINEの特徴について、更に詳細を見ていく事にしましょう。
MINEには以下の4つの特徴があります。
- マイニングファーム
- MINEウォレット
- MINEデビットカード
- MoT(マイニングオブシングス)
マイニングファーム
MINEの運営は中国に巨大なマイニング施設を設置し、イーサリアムのマイニングを行っています。
この施設は中国政府の許可の元に運営されており、マイニング収益の一部がMINEの保有者に分配されるという仕組みになっています。
しかし、マイニング事業は採算が合わないという問題に直面しており、MINEのコンセプトであるマイニング経済圏が成り立たない可能性が高いでしょう。
MINEウォレット
MINEの保有者は専用のハードウォレットにMINEを保管することで、年利24%の配当を得られるというウォレット。
このウォレットはマイニングファームで採掘されたイーサリアムの配当を投資した金額に比例して入金してもらえるという仕組みになっています。
しかし、ウォレットにログインしようとしてもエラーになるというトラブルが多発しており、配当収益が受け取れません。
MINEデビットカード
MINEが発行するVISAのデビットカードであり、VISAの加盟店であればMINEを含むビットコインやイーサリアムなどの仮想通貨の口座から代金が引き落とされるというカードです。
このカードは仮想通貨決済を可能にするという点で魅力的ですが、決済のたびに手数料が5%かかり、そのうち3.5%は後日MINEの形で還元されるという仕組みになっています。
この仕組みはマイニング事業に再投資されるという目的がありますが、マイニング事業の収益性は高くありません。
MoT(マイニングオブシングス)
MINEが掲げるコンセプトであり、MINEで決済するとその5%がマイニング事業に再投資されるという仕組みです。
この仕組みはマイニング事業に取り組むことにより、MINEを保有していると配当収入を得られるというインセンティブによりMINEユーザーが増え、経済圏の成長につながるという目的があります。
しかし、この仕組みはマイニング事業の収益性が低いという問題により、雪だるま式に事業が拡大し、MINE価格が上昇するという効果が期待できません。
MINEの価格が暴落した理由について見てみよう!
MINEの運営が、MINEの配当や還元を支払わなかったり、遅れたり、減額したりしたことで、MINEの信頼性が失われたからです。
また、MINEの流通量を増やすために、MINEを大量に売り出したことで、MINEの価値が下がったことも理由に挙がります。
他にも、MINEの取引所やウォレットにアクセスできなくなったことで、MINEの売買ができなくなったことも大きいでしょう。
マイニングからの進捗状況についてのメール
2019年10月、MINEからその後の進捗状況に関するメールが届いています。
内容を抜粋すると以下の通りです。
マイニング工場が中国からアメリカに移転
アメリカでのマイニング開始は2019年末を予定
マイニング収益の一部でMINEの「買い戻し」も検討
アメリカで会社を設立、または買収し「IPO」(新規公開株)による株式上場も検討
1年近く音沙汰なしだったため、投資家には希望の光となる報告でした。
しかし結果からいえば、そのいずれも実現していません。
MINEの開発者について
MINEの開発者の正体については、様々な推測や憶測がありますが、確かなことは分かっていません。
ビットコインの発明者であるサトシ・ナカモトがMINEの開発者であるという説。
この説の根拠は、MINEの発表時期がビットコインの発展と重なっていることや、MINEの論文やソースコードにビットコインとの類似性が見られることなどです。
しかし、サトシ・ナカモト自身の正体も不明であり、MINEに関する直接的な証拠はありません。
ビットコインの初期開発者であり、サトシ・ナカモトから最初のビットコイン取引を受けた人物であるハル・フィニーがMINEの開発者であるという説。
この説の根拠は、フィニーがマイニングに関心があったことや、サトシ・ナカモトが姿を消した時期とフィニーがALSで亡くなった時期が同じであることなどです。
しかし、フィニーはMINEに関する言及をしておらず、MINEの開発に関与した証拠もありません。
不透明な運営会社ETHPool Technology Labo Inc
ETHPool Technology Labo Incとは、MINEの運営主体であるフィリピンに本拠を置く法人です。
同社は、イーサリアムのブロックチェーンネットワークに参加してマイニング事業を展開し、その収益をMINEの保有者に配当するというビジネスモデルを掲げています。
MINEウォレットやMINEデビットカードといったMINEのエコシステムを構築するためのサービスを提供しています。
しかし、ETHPool Technology Labo Incには、疑惑や不透明な点が多いです。
例えば、同社の所在地はフィリピンのビナン市にあるとされていますが、その住所は実際には別の会社のものであり、同社の存在を確認することができません。
また、同社のマイニングファームは中国やモンゴルにあるとされていますが、その証拠となる写真や動画はほとんど公開されておらず、実際にマイニングを行っているかどうかも疑わしいです。
さらに、同社が発行するMINEウォレットやMINEデビットカードは、実際には機能不全やトラブルが多発しており、利用者からの苦情や不満が絶えません。
どんな副業でも言える事ではあるのですが、運営母体が海外業者の場合、このパターンにだけは気を付けないといけませんね。
土地勘がある人の方が少ないので、住所などが記載してあるだけで信用してしまいそうです。
ERC20トークンについての概要
ERC20トークンとは、イーサリアムのブロックチェーン上で発行されるトークンの規格の一つです。
トークンとは、ブロックチェーン上の資産やユーティリティの総称で、独自の価値や機能を持ちます。
イーサリアムのスマートコントラクトという契約機能を利用して作成されます。
ERC20トークンの特徴は、以下の通りです。
- イーサリアムのブロックチェーンと互換性があり、様々な分散型アプリケーション(DApps)で利用することができます。
- 一定のルールやインターフェースを持ち、送受金や残高確認などの基本的な操作が統一されています。
- ERC20に準拠したトークンは、一つのウォレットで管理可能です。
- ウォレットとは、トークンや仮想通貨を保管する場所のことです。
- ERC20に準拠したトークンは、ICOという資金調達方法でよく使われます。
- ICOとは、トークンを発行して投資家から資金を集めることです。
特徴だけを見ればお得に感じる部分もありますが、果たしてそれが実現可能なのかどうかと言う点は暗号資産(仮想通貨)で投資を考える際には、考えなくてはならない事でしょう。
仮想通貨MINE事件の被害
仮想通貨MINEの被害として以下のようなことが起こっていると言う事を知っておいた方がいいでしょう。
- MINEウォレットのログインにエラーが発生し、資産にアクセスできない。
- MINEデビットカードの申し込みに手数料として1,000MINEを支払ったものの、カードが届かない。
- MINEで決済すると、その5%がマイニング事業に再投資されるという仕組みだったが、マイニングは競争が激化し、利益が出なくなった。
- MINEの配当が支払われなかったり、遅れたり、減額されたりした。
- MINEの価格が暴落したため、売却できない。
所謂、塩漬けとMINEがなってしまっていると言う事が問題点と言えそうですね。
そもそもが詐欺を目的で行っていたものというよりは、上手くいかなくなった結果として騙す形になったと言う事も考えられます。
もちろん、被害者の方からしたら、そういった事は関係が無いので、詐欺事件だと思っている方も多いと言った印象です。
仮想通貨MINEのハッカーによる被害
日本の暗号資産取引所リキッドが2021年8月にハッカーの攻撃を受け、約9700万ドル(約110億円)相当の暗号資産が流出しました。
そのうち、約800万ドル(約9億円)相当がMINEだったとされています。
日本の暗号資産取引所コインチェックが2018年1月にハッキングされ、約5億3000万ドル(約580億円)相当の暗号資産が流出しました。そのうち、約4000万ドル(約44億円)相当がMINEだったとされています。
日本の暗号資産取引所Zaifが2018年9月にハッキングされ、約60億円相当の暗号資産が流出しました。
そのうち、約2億円相当がMINEだったとされています。
以上の3件のハッキング事件で、MINEの被害額は合計で約55億円相当となります。
ハッキング事件を受けて、セキュリティ面での脆弱性が出てしまったと言うのはあのかもしれません。
それによって信憑性がなくなり、価値の無いコインとなってしまったと言う事でしょう。
仮想通貨MINE詐欺事件の二次被害
仮想通貨MINE詐欺事件は大きな事件である為、詐欺にあった方が二次被害に合う事もあったようです。
そちらの被害についてまとめてみました。
MINEに関するメールには、詐欺メールが含まれている可能性があります。
詐欺メールとは、MINEを騙った詐欺メールで、MINEのウォレットやデビットカードの情報を要求したり、追加の支払いや手数料を請求したりする内容が含まれているメールのことです。
このメールに応じると、お金や個人情報をだまし取られる可能性があります。
このメールは、MINEの運営とは無関係の第三者から送られることがありますが、MINEの運営も必ずしも信用できるとは言えません。
MINEに投資したお金は、暗号資産(仮想通貨)として課税対象となります。
MINEは市場価格がほとんどなく、取引所で取り扱われていないため、評価額や取得費の計算が困難です。
また、MINEの配当収益も課税対象となりますが、ウォレットにログインできないトラブルが多発しており、受け取れない状況になっています。
このように、MINEに投資したことで、税務上の不利益や納税義務の不明確さが生じるでしょう。
MINEに関するメールやサイトには、マイニングウイルスやその他の悪意のあるプログラムが仕込まれている可能性があります。
マイニングウイルスとは、コンピュータの処理能力を悪用して、暗号資産のマイニングを行うウイルスのことです。
このウイルスに感染すると、コンピュータの動作が遅くなったり、電気代が高くなったり、個人情報が流出したりする危険性があるでしょう。
今の状況で考えると「リスク」が表に出てしまった事で、価値がなくなり旨い話を聞いていた人達からは「詐欺」として考えられているのかもしれません。
MINE詐欺事件に関わった(関わってしまった)とされる著名人
仮想通貨の情報商材系インフルエンサーであり、「仮想通貨業界の若きプリンス」「25歳の若さで東京ドーム一個分に匹敵するマイニングファームを中国に所有」といったキャッチフレーズで知られています。
同氏は、「マイニングシェアバンク」や「億り愛プロジェクト」などの怪しい案件を紹介していました。
またMINEも、吉田慎也氏が紹介していた仮想通貨案件のひとつです。
人気YouTuberであり、MINEのプロモーション動画を公開していました。
また、仮想通貨MINEのマイニングファームがあるとされる中国の現地に潜入し、その様子を撮影しています。
マイニングファームは巨大であり、最新のGPUを搭載したマイニングマシンが稼働していることをラファエルさん自身が、確認しました。
仮想通貨MINEのウォレットやデビットカードの機能や特典を説明し、自身もMINEを購入したことを明かしました。
MINEの価値が上がると期待し、MINEのICOに参加することを視聴者に勧めています。
MINEの価格が暴落した際には、自身のTwitterで「MINEは詐欺ではない」と主張していました。
詐欺事件に直接関わっていると言うと違うのかもしれませんが、MINEを投資先として広告していたのは事実でしょう。
まとめ
MINEは、法定通貨を排除し、仮想通貨のみで成り立つマイニング経済圏を構築することを目指したERC20トークンです。
MINEを保有することで、マイニング事業の収益の分配や、MINE決済によるマイニング事業への再投資が可能でした。
しかし、MINEは、詐欺的なプロジェクトであるとの批判が多く、具体的な進捗がほとんどなく、公式サイトも閉鎖されています。
上記の点が、詐欺事件だと噂されている理由なのかもしれません。しかしながら、逮捕や立件と言った情報は出ていないので、正式には詐欺事件ではないと考えるべきでしょう。
MINEの被害額は、正確には分かりませんが、過去に発生したハッキング事件での流出額だけでも約55億円相当と推定されています。
仮想通貨の投資は、プロジェクトの背景や信頼性を十分に調べ、高利回りを謳う案件には、リスクが伴うことを忘れないことが大切です。
また、仮想通貨の保管は、自分で管理することが望ましく、取引所やウォレットに預ける場合は、セキュリティや信頼性を確認することが必要でしょう。
運営会社の詐欺事件と言うよりも、リスクが極めて表に出てしまった仮想通貨と言うのが、MINE事件の真相ではないでしょうか。
日本では取引所がハッキングされて奪われたコインとしての知名度が高いかもしれませんが。そもそもMINEの公式サイトも閉鎖されていて、元々詐欺コインだったのではないかとも噂されています。
当サイトでは調査して欲しい【副業】などをLINEにてお待ちしております。
また、稼ぐ事の出来る副業情報や、怪しい副業の情報も定期的に配信しているので、ご相談などなくても、LINEでの友達登録をしてみてください。
稼げる副業と稼げない副業があると知っているだけで、考え方は楽になるはずです。
是非その方法を知っておいてください。