ネットショップ制作・運営代行の詐欺事件。詐欺事例をまとめてみた。
- ネットショップ制作・運営代行の詐欺事件
- 詐欺事例
- 注意点と回避方法
こんにちは、副業マイスターのタカハシです。
昨今の副業ブームもあり、ネットで副業を始めようとしている人は本当に多いと思います。
しかしその一方で、そういった副業をしようとしている人を狙って、言葉巧みに詐欺をしている人も多く存在するのも事実でしょう。
いわゆる「副業詐欺」と言うものですね。
今回はその中でも、ネットショップ制作、ドロップシッピングついて知ってもらえたらと思います。
これから始める副業が、類似していないか、身に覚えのある謳い文句はないか、副業を始める前に必ず確認してほしいです。
このブログでは、悪質な副業詐欺に騙されないために皆さんが気になっているであろう副業を調査し、詐欺ではないか・怪しくないかなどを実際に登録検証した情報になります。
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ネットショップ制作詐欺とは?
「月に数十万円儲かりますよ」といったセールストークで、ネットショップの制作を持ち掛ける詐欺になります。
おおよそではありますが、約10年ほど前の2010年から存在します。
実際にネットショップは制作されるのですが、実際にネットショップから説明された通りの利益が全然上がらないことを、クレームしようとしても、サイトの制作後には業者と連絡が取れなくなってしまいます。
「月2万円の5年契約で運営代行」や「ネットショップを年20万円でリースする」といった事案が多数存在していますが、
利用前に一括で全額を支払わせておいて途中で姿をくらまされてしまうケースが大多数を占めます。
ドロップシッピングの詐欺の手口について知っておこう
ネットショップの中には、誰でも手軽に始められるドロップシッピングというものがあります。
非常に人気があるネットビジネスです。
しかし、詐欺が横行しており、悪徳なドロップシッピング仲介業者の耳障りのいい謳い文句に騙されてしまうケースが多発しています。
これから、ドロップシッピングの詐欺の手口を紹介します。
簡単に儲かる、という甘い誘い文句で、web広告等で契約者を募集する手口
「お客様からの注文を待ってるだけで簡単に儲かります。」
「リスクはなし、注文が殺到します。」
などのいかにもな謳い文句で誘惑してきます。
当然のことですが、ドロップシッピングはノーリスクで簡単に稼げる副業ではありません。
そもそも物販関連はそれなり以上の労働力を要するビジネスになります。
そのため、こんな誘いに乗るのはもってのほかです。
上記のような楽して儲かるなどといったフレーズは使われていないのか注意しましょう。
初期費用をぼったくる手口
ドロップシッピングを始めるために、サイト制作や集客、管理等などにかかる初期費用として、「まずは50万~500万円くらいかかります」と言って高額契約を結ばせて、初期費用をぼったくる手口というものがあります。
さらには、販売用の商品もこの詐欺会社が調達して、契約者に卸して販売させるといった極めて悪質な事例も存在しています。
ドロップシッピングでネットショップを開くのには、コストはそれほどかかりません。
会員登録は通常無料であり、しかも「もしもドロップシッピング」の場合、初期費用無料でお店をオープンできます。
個人レベルでかなり凝ったECサイトを制作しようとしても、30万円程度で済むでしょう。
この詐欺に引っかかると、業者は契約時の初期費用分で確実に大きな儲けを出す一方で、
顧客側は1件も売上げることができない状態が続くといった事態になりかねません。
「収益が思ったように上がらない場合のバックアップ体制が整っています。」
ドロップシッピング事業をサポートしてくれるということで契約して費用を支払ったものの、
説明された内容通りのサポートを得られず、収入にもつながらなかった、という事例もあります。
どんなビジネスや副業でも収益を上げるのは並大抵のことではできません。
そのサポートをしてくれる業者が今までどのようなことをして、どのように収益を上げてきたのか、必ず具体的な実績を数字で見せてもらうようにしましょう。
ただし、基本的にはドロップシッピングは第三者を頼らず、自分の努力次第で稼げるようになるビジネスなのです。
インターネットでわからないことを逐一調べて、実践に落とし込む作業を繰り返し繰り返し行い、自分自身の中にノウハウを溜めることが大切です。
まずは1件でも良いので売上を出すことを目標に始めてみましょう。
うまくいかず、万一サポートを受けたくなったとしても、
その業者の実績と信用があることが確認し、費用は想定以上に高くないのかなどの詳細をしっかりと詰めてから契約を検討しましょう。
ドロップシッピングの詐欺に遭わないようにするためには
悪徳なドロップシッピング業者の詐欺から身を守るためには業者選びに失敗しないことが重要になります。
信頼性のある仲介業者を選ぶことです。
利用実績が豊富な信頼性の高い仲介業者を選ぶべきでしょう。
「通販素材.com」「もしもドロップシッピング」などは10年以上の実績がある老舗です。
会員も多く抱えているため安心して利用ができます。
サイトの作成だけでなく、良心的な業者の場合はユーザーサポートにも力を入れています。
在庫が豊富であるためシステム料金などのコストがかからない場合が多いようです。
ドロップシッピングの詐欺に騙されたときの対処法
どんなに気を付けていたとしても詐欺の被害にあってしまう可能性はゼロではありません。
騙されてしまった時の対処法を知って、もしも騙されてしまった時の被害を軽減しましょう。
クーリングオフ制度を利用する
悪質なドロップシッピング業者とはいえ、契約した以上は真面目に対応しなきゃいけないなんてことはありません。
契約前の話と違う以上は、詐欺に該当するので守らなくていいのです。
従って、利用者とドロップシッピングの詐欺の業者との間で結んだ契約を一方的に解除できるクーリングオフ制度が利用できないかを検討しましょう。
クーリングオフな制度なら、返金を受けると権利があるのです。
利用規約などに返金に関する事項や、クーリングオフに対する記載がしっかりとあるところで契約をする事は、トラブル回避には重要な事となります。
弁護士や専門家に相談
2012年に詐欺容疑でドロップシッピングの業者が逮捕されています。
現在ではドロップシッピングの対応に強い行政書士や弁護士もいるため、クーリングオフを検討するにしてもなかなか法律に詳しくない人だと、どうしたらいいかわからないと思います。
やはり、こんなときは法のスペシャリストに味方になってもらうのがよいと思われます。
費用がかかる点が気になる場合は、まず相談料無料の法テラスを利用するのがおすすめです。
国民生活センターに相談
国民生活センターは消費者被害の防止・国民生活の安定性を第一に考える独立行政法人になります。
様々な事例の相談を取り扱っており、ドロップシッピングに関する相談が数年前より増加しているのが分かります。
年度 相談件数
2012年 794件
2013年 791件
2014年 1061件
2015年 1705件
2016年 1816件
2017年 1736件
2018年 -(データなし)
2019年 1,686件
2020年 1,836件
2021年 2,670件
特にコロナ禍に入ってからが、相談件数が急増しています。
在庫を持たずに販売できるドロップシッピングでは、簡単&高収入を約束するような宣伝で、高い契約金や手数料を騙し取られてしまうケースがありますのでご注意ください。
ドロップシッピング詐欺被害のニュース
ドロップシッピング詐欺被害、数百人7億円か (日本経済新聞2012/3/4より)
ホームページ企画会社「サイト」(東京・台東)によるドロップシッピング(DS)を巡る詐欺事件で、
逮捕された同社の実質的経営者、吉田実(本名・権成謙)容疑者(41)らが、
契約金名目で数百人から計約7億円を集めていたとみられることが3日、捜査関係者への取材で分かった。(中略)
同課によると、DSの契約者は85万~300万円の契約金を支払い、家電などの販売サイトを開設。
商品はサイト社側から購入者に発送すると説明されていたが、同社側は「在庫がない」などとしてほとんど発送していなかったという。
実質経営者ら2人に懲役6年実刑判決 ドロップシッピング詐欺 (日本経済新聞2013/2/21より)
個人が業者に代わりインターネット上で商品を宣伝、販売する「ドロップシッピング」(DS)商法を巡る詐欺事件で、
東京地裁は21日、詐欺罪に問われた企画会社「サイト」(東京・台東)の実質的経営者、吉田実(本名・権成謙)被告(42)と同社社長、
渡辺秀之被告(41)にいずれも懲役6年を言い渡した。検察側は吉田被告に懲役10年、渡辺被告に懲役8年を求刑していた。
新聞記事より引用
ドロップシッピングに限らず、ホームページの運営を代行してくれて、そのサイトで「商品やサービスが売れたらあなたにお金を振込みます」といった美味しい話は、危険があるという警戒感を持っていたほうがよいでしょう。
自分でホームページを作るのが面倒、ネットで集客なんてどうやればいいのか分からない、といったような方が、誰かが全部やってくれて、自分は契約金と運営費を払えば儲かるみたいに思っていると痛い目を見てしまうと思います。
ネットショップ運営代行で気をつけることのページでも書きましたが、代行運営に必要な経費として上げられるのが、ホームページの作成や運用代行、ドメインやウェブサーバーの管理維持費、宣伝広告費、SEO対策費などです。
これらを代行でやってもらうと、詐欺ではなくても、結構な料金が発生します。
当然、詐欺でやっているところは、こういったことにまじめに経費を使いませんから、ホームページはしょぼいもの、
集客宣伝はしないくても毎日頑張ってやっていると嘘を言うというのが定番です。
悪質なドロップシッピング会社では、契約金が10万円~300万円というように様々ですが、最初に払った金額で儲けが約束されているような話になっていることがあります。
例えば、契約金で10万円を支払った場合、毎月1~3万円の収入が見込め、100万円を支払った場合は、毎月10~30万円の収入が見込めます。
結果、「一年で大体元が取れますよ」といったような甘い話です。
投資だったらすぐに詐欺って分かりますよね。
でも、ドロップシッピングという一般の方にとっては未知でありながらも、儲け話だけが先行している商売では、簡単に騙されてしまう方が結構いるようです。
商売の形態がドロップシッピングなので、一応、メディアなどではドロップシッピング会社と呼んでいますが、必ずしもその詐欺会社のホームページを見るとドロップシッピングという単語が出てくるわけではありません。
そのあたりも巧妙です。
契約後も運営費等がかかって、「そのうちに売れますよ」「今、弊社スタッフがあたなのお店の宣伝を頑張ってやっていますから、もう少し待ってください」みたいな言葉を繰り返し聞かされて、結局は売上げはほとんど無し。
少し売上げがあっても、「さくら」のお客からのもので、いわゆる契約を繋げるためで、実際の注文ではないことがあるそうです。
本来、ドロップシッピングで稼げるのは、手数料などを除いて、売上の10%前後でしょう。
悪徳業者の中には、報酬を大きく設定しているところがあります。1つの商品が売れたら、売上の30~50%があなたの報酬になりますといわれると嬉しくなってしまうかもしれませんが、
そこまで報酬が高いとなると価格設定や報酬率がおかしいと疑った方が無難です。
元々支払う気はないので、いくらでもいいのかもしれません。
全く売れないで、支払いばかりであれば、暫くしてこれはおかしい、詐欺かも?と思い始めるでしょう。
しかし、少しでも売上がある状況であれば、期待を持って契約を継続してしまうことがあります。
一例として、ドロップシッピングで契約料を100万円支払って、月々1万円の手数料を支払ったとします。
ドロップシッピングの報酬を売上の10%と仮定して、月に3000円分の商品が売れたとき、自分の取り分は300円になります。
もし、月に30万円売れたとしても、30,000円くらいの収入ですから、契約金の元を取り返すには先の長い話になります。
当然、商品が売れて無くても、データ上でこういった作為的はことはできます。
元々、詐欺なんですから、商品なんて在庫にないのでしょう。
「今月1個売れたから、来月はもっと売れるかもしれない」と架空の売上データで淡い思いをいだかせて契約を継続させるわけですが、
実際には大部分の金を取られているだけです。
ドロップシッピングで入会金や会費が10万~100万円というのは、もうその時点で回避した方がいいでしょう。
月額は数千円から1万円までで、解約はいつでもできるという大手ドロップシッピングであれば検討してみてもよいと思います。
詳しくない段階で、誰かにすべてを代わりにやってもらう、代行での方式やめた方がいいです。
この種の詐欺は、ある程度稼いだら計画倒産しているようです。
国民生活センターにクレームが上がって、警告や調査が入るようなことがあれば、さっさと倒産して逃げてしまうと思います。
裁判をやっても、詐欺会社は契約金等を返せない状況にしてしまうんです。
このような被害に遭わないように、「簡単に儲かる」といった商法や教材等には手を出さないことをお勧めします。
まとめ
ネットショップ制作詐欺、ドロップシッピングの詐欺についてまとめました。
手口、詐欺に遭わないようにする方法、もし詐欺に遭ってしまったときの対処法、詐欺事例を見ていただけたかと思います。
うまい話には、裏がある。
どんなことにもつながる、よくある言葉ですが、ついうっかりと騙されてしまう人が多いという現実があります。
そもそもネットショップ制作自体が高額である為、本当かどうかわからないという方もいらっしゃるかもしれませんが、知名度があるところで作成を依頼した方がいいかもしれませんね。
また、怪しい副業情報や質問等、些細な事でもお気軽にご連絡下さい。
一番の理想はそんなことにならないように、自分の力で少しずつ稼ぐとこから始めてみるとよいでしょう。